採択校の取組麻布大学

麻布大学の取組内容

   急速に変化する現代社会において、動物・生命科学が担う動物医療、畜産、食品科学、野生動物、公衆衛生など多様な地域場面で、グローバルな視点で対応できる人材の必要性は日々増大し、これまでの教育の枠組を超えた実践経験と専門領域横断的に知識を結合させた人材の育成が急がれています。麻布大学の「動物共生科学ジェネラリスト育成プログラム」では、ヒト・動物・環境の持続的健康社会の構築のために世界をリードできる人材の育成を目指します。動物・生命環境科学を専門性の基軸とし、周辺領域への展開力を兼ね備え、社会実装や課題解決能力を備えた人材を「動物生命実践的ジェネラリスト」とし、「個々人の可能性を最大限に伸長する教育」を通して、世界の動物・生命科学領域で活躍できる人材として育てます。具体的には以下の5つを通した教育体制の構築に取り組んでいます。

1. 本プログラム参加を希望する高校生から学部生、院生まで有機的な連携体制を構築し、シームレスな個々の能力を更に活かせる、すなわち「出る杭を伸ばす」体制をつくります。

2.個別修学支援を目的とした新たなStepGPA、修学カラーマップを立ち上げ、既存のリテラシーテスト、コアコンピテンシーテストを公開することで自身の特性や修学状況を把握し、自分の得意分野を伸ばすべく、プログラムに参加することで、実践力を身に着けられるようにします。

3.「答えのない実践経験」を中軸に掲げ、高校生から大学低学年、さらに高学年に至るまで、「真の研究」に取り組むことで、問題発見力や解決力などのサイエンスリテラシーとグループワークを通したリテラシーの向上につなげます。

4.研究成果の社会実装力ならびにグローバルな視点を身に着けるために、民間企業や公的機関、海外連携大学での研究に参加できるプログラムを用意します。

5.教学IRを強化し、新たにLearning Analyticsを実用化、学生の修学トラジェクトリー解析を通じた個別教育の充実化と、FDとSDを効果的に実施することでの教学マネジメント体制を強化します。

本事業に関するチラシ