東京都市大学の取組内容
東京都市大学の「ゲームチェンジ時代の製造業を切り拓く「ひらめき・こと・もの・ひと」づくりプログラム」では、全学的教学マネジメントの下、以下の事業を展開します。
1.ゲームチェンジ時代にふさわしい全体最適解を創り出せる人材、幅広い教養と深い専門性を両立した知識集約型社会を支える人材を育成することを目的として、統合的学びを中心とした教育プログラムを展開します。
2.当プログラムの目的を実現するため、Society 5.0、SDGs、with コロナ時代に向け、文理横断・学修の幅を広げ、主体性と専門性を共存させながら、「ひらめき・こと・もの・ひと」づくりを「AI・ビッグデータ・数理データサイエンス」でつなぎ、統合的な学びへと展開させていきます。そして、日本の製造業の再生に向けて、集中型や孤立的な「もの」づくりではなく、自律分散型でありながらも「つながり」を持つレジリエンスな「もの」づくりや、選ばれる「もの」のための「ひらめき・こと」づくりへの転換、そして、全体最適解を創り出す教育を行います。
3.本教育プログラムの概要は、AI・ビッグデータ・数理データサイエンスを基盤として、本学では、統合的学びを提供するSD PBLと卒業研究の前段階である事例研究、そして集大成のPBLである卒業研究や産学連携へとつながるNext PBLといった一つの大きな柱が中心にあります。これに、「ひらめき」「こと」「もの」「ひと」の力を育成する科目群が連携し合い、学年進行とともに統合的な学びを形成していく教育課程となっています。
4.124単位の内訳は、アイデアを生み出す「ひらめき」づくりの力(14単位)、他分野をつなぎ実装する力や物語や流行を生み出す「こと」づくりの力(14単位)、知識アイデアを形にする「もの」づくりの力(48単位)、グローバルで未来志向の判断力、多様な人々と共創する力、論理的かつ総合的に判断し自ら挑戦とマネジメントする「ひと」づくりの力(28単位)、そしてデータを読み解き予測する、AI・ビッグデータ・数理データサイエンス(20単位)に分けてられています。このうち、「もの」づくりの中から8単位を分野融合として履修します。
5.全学共通教育科目と専門教育科目、それぞれの役割と連携については、教育理念ともいえる「ひらめき」「こと」「もの」「ひと」による体系的科目を配置するために、従来の全学共通教養科目や専門科目の枠組みを発展させていきます。
6.当プログラムは、環境・都市・社会・生活・人間までを含めた「くらし」づくりの科目群(8単位)を追加し整理することで全学展開を行い、さらに文理融合を強化します。本プログラムは、我が国の高等教育全体に対し、学部、学科、カリキュラム構成、学生の学習計画などについて、新しい提案を示します。