2022.10.05 活動報告

新潟大学「全学分野横断創生プログラム(NICEプログラム)」事業シンポジウム 令和4年度新潟大学全学FD・SDを開催しました

 令和4年9月16日(金)13:30~16:00,新潟大学「全学分野横断創生プログラム(NICEプログラム)」事業シンポジウム「学部の枠を越えた学習の可能性を探る」(兼 令和4年度新潟大学FD・SD)をオンライン開催し,本学教職員を含め,他大学の教職員及び日本学術振興会と県内高校教員,民間企業等117名が参加しました。

 冒頭,坂本信理事(教育・国際連携担当)・副学長より開会挨拶・趣旨説明がありました。

 第1部の講演・事業報告では,まず,清水栄子氏(追手門学院大学共通教育機構/教育支援センター准教授)による基調講演「スチューデントサクセスに向けたアカデミック・アドバイジング」と山田剛史氏(関西大学教育推進部教授/知識集約型社会を支える人材育成事業プログラムオフィサー)による特別講演「学部の枠を越えた複数の学問分野の学習支援とその教育的意義」が行われました。次に,福島治教授(新潟大学副学長/教育・学生支援機構副機構長)及び竹岡篤永特任准教授(新潟大学 教育・学生支援機構),神田麻衣子特任准教授(新潟大学 教育・学生支援機構)による事業報告「新潟大学分野横断創生プログラム(NICEプログラム)について」が行われました。
 清水氏の講演では,アカデミック・アドバイジングの役割や意義について説明があり,アカデミック・アドバイザーの質の担保,学生中心の支援・アセスメント,全学的な連携の重要性が指摘されました。山田氏の講演では,現代の社会的な文脈を踏まえ,学生自身が選択・決定することを通して学生の主体性を引き出し育むNICEプログラムの教育的意義が見出されました。NICEプログラムの事業報告では,学修成果の可視化,学修支援,授業内容,高大社の接続の観点から進捗が報告されました。

 第2部では,「学部の枠を越えた学習は高大社の接続に何をもたらすのか」をテーマにパネルディスカッションが行われました。パネリストとして清水栄子氏,山田剛史氏,福島治教授に加えて,木村治生氏(ベネッセ教育総合研究所主席研究員),田中一孝氏(桜美林大学リベラルアーツ学群准教授),鷲尾雄慈氏(新潟明訓高等学校進路指導アドバイザー/前新潟県立長岡向陵高等学校長/大学教育等推進事業委員会短期大学部会委員)を迎え,モデレーターの斎藤有吾准教授(新潟大学 経営戦略本部教育戦略統括室)のもと,学部の枠を越えた学習の意義について,第1部の講演中に寄せられた参加者からの質問にも適宜答えながら,有意義な議論が交わされました。

 最後に,淺賀岳彦教授(新潟大学副学長/教育・学生支援機構副機構長)より閉会の挨拶がありました。

 閉会後のアンケートでは,参加者の約半数から回答が寄せられました。シンポジウムについて「大変良かった」「良かった」と回答する割合が9割を超え,参加者の満足度も高いシンポジウムとなりました。自由記述からも学部の枠を越えた学びへの賛同や新潟大学の今後の取り組みへの期待が多数寄せられました。

シンポジウムの様子
アンケート結果
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