令和5年3月14日(火)15:30~17:00にて,令和4年度「知識集約型社会を支える人材育成事業(DP)」採択校合同シンポジウムに引き続く形で,KKRホテル金沢を会場に,DP事業採択校関係者による令和4年度第3回採択校連絡会を開催しました。対面参加者が大半でしたが,オンライン参加者を含めてハイブリット開催で行い,48名が集いました。
今回の採択校連絡会では,採択校合同シンポジウムで講師を務められた大阪大学の川嶋太津夫氏と千葉大学の野村純氏にも同席いただきました。
冒頭,幹事校である金沢大学から趣旨説明及び参加者紹介を行った後,採択校9大学が以下の4つの共通テーマに分かれて取り組んでいる検討内容や今後の方向性について,各チーム代表大学から説明がありました。
(1)知識集約型社会を支える人材育成の価値創出及び持続性のあり方を情報交換・検討【Ecosystem】
➨金沢大学(チーム代表),信州大学,東京都市大学,麻布大学,千葉大学
(2)文理融合教育における課題テーマやイシュー設定のあり方を情報交換・検討【Setup】
➨千葉大学(チーム代表),名古屋商科大学,新潟大学,金沢大学
(3)多様な学びを支援する方法及びシステムのあり方を情報交換・検討(アカデミック・
アドバイジング,ピア・サポート,チューターなど)【Process】
➨新潟大学(チーム代表),大正大学,早稲田大学,金沢大学
(4)多様な学びの成果の測定及び社会通用性のあり方を情報交換・検討【Outcomes】
➨早稲田大学(チーム代表),東京都市大学,麻布大学,金沢大学
その後,金沢大学教学マネジメントセンター副センター長の林透教授の進行のもと,共通テーマチームごとのグループで意見交換を行いつつ,川嶋氏と野村氏からコメントをいただきました。川嶋氏からは,3つのメニューと4つの共通テーマのマトリックスで捉えることが出来て良い取り組みだと思うが,共通テーマでの取組が各大学での事業取組にどのように活かされるのかが気になったとのコメントがありました。また,野村氏からは,学修者にとって自分自身が学ぶ専門分野や修得した知識・スキルを説明できたり,実践できたりすることが最終的に大事になると思うが,その点について,どのように捉えているのか,というコメントがありました。これらのコメントを受けて,全体での意見交換のほか,同席していた金沢大学のKU-STEAM学生スタッフからの発言も交えながら,来年度以降に 向けた更なる検討を進めていくことを確認し,本連絡会を終了しました。
採択校関係者が対面にて一堂に会する初めての機会となり,各種情報交換が活発に行われました。
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